登録者数105万人の人気YouTuberデカキンさん。
YouTuberが今のように脚光を浴びるようになる前からヒカキンさんに憧れ、モノマネを通してアプローチし続けたデカキンさん。
今回は、そんな歴史あるデカキンさんの動画のエンディングに彩りを添え続けてきた「デカキンの歌」について見ていきます!!
Contents
「デカキンの歌」はどんな曲?
デカキンさんの初期のYouTube投稿動画のエンディングで流れていた曲をご存じしょうか?
「お腹の周り皮下脂肪、鼻から上だけはHIKAKIN~♪」というキャッチ-な歌詞が陽気なウクレレのメロディに乗せて歌われるあの曲です。
ボーダー柄の服を着たデカキンさんが不思議な動きをしている背景映像にあわせて流れるあの曲です。笑
冒頭部分をご存じの方は多いかもしれませんが、歌詞の全てご存じの方はかなりマニアックな油風呂メンバーでしょう。笑
エンディングテーマの冒頭部だけを聞くと、悪ノリで作られた歌詞のように聞こえがちですが、実は、起承転結を繰り返す3番まである大作です!!
そして、この作曲をしたのが今回のテーマにもあるパーマ大佐こと、マックスうざいさんです。
実際のところ、作詞にもかなり手を入れているのでしょうが、作詞は「(デカキンを応援してくれる)みんな」としているあたりが粋な計らいです。
デカキンさんをよく理解し、友人としてよく知っているからこそ、トータルして感動的な一曲に仕上げられたのでしょう。
パーマ大佐ことマックスうざいってどんな人?
まずは、名前からです。
デカキンさんは憧れの存在、ヒカキンさん由来の名前です。
マックスうざいさんは、パズドラで時の人となったYouTuber兼実業家マックスむらいさんから来ています。
名前以外に共通しているのは、デカキンさんもマックスうざいさんも、どことなく容姿が似ている、ということです。
では、パーマ大佐はどこからきたのでしょうか?
調べる内に、面白い事実が分かりました。
ウザさ全開キャラの時がマックスうざい、そしてもう一つの顔である芸人の時は、パーマ大佐として活動しているということです。
つまり、デカキンさんの動画への出演時はマックスうざいさんとして登場している、ということになります。
かたや太田プロダクションに所属する芸人パーマ大佐である時は、ウザさは完全に封印し、ウクレレ漫談を芸風として活動しています。
音楽繋がりで調べると、音楽家の両親を持つ、絶対音感の持ち主とも分かりました。
上でご紹介した動画を再度見てみてください。
「ウザさ」を全面的に押し出しながら、ウクレレを弾き、音を外さず歌う姿を見て、その全ての謎が解けるはずです!!
マックスうざいさんがカムバック&新曲を披露!!
「デカキンの歌」が世に公開されてから5年の月日を経て、再びデカキンさんの動画にマックスうざいさんが登場、新曲を披露します。
一発逆転要素のある名曲の再来かと思いきや、徐々にアンチ化する曲でした。笑
しかしながら、ただデカキンさんを批判するだけではありません。
マックスうざいさんなりの方法で「初心を忘れず、これからも自分らしく頑張れよ!」と新曲を通して伝えたように捉えられます。
ウザさに磨きがかかっているのが少し癪(褒め言葉)ですが……笑
デカキンとマックスうざいの集大成 "YouTubeテーマソング"のモノマネをチェック!!
デカキンさんの動画を見る際、概要欄はご覧になっていますでしょうか?
一文目には「どーも!デカキンです!Hikakinさんのモノマネをやってます!」とあります。
ヒカキンさんに憧れ、オマージュともパロディともコピーともパクリとも言えそうな動画を(時々)投稿してきたデカキンさん。
その集大成ともいえるのが、「YouTubeテーマソング」の模倣ではないでしょうか。
リスペクト?モノマネ? 気になる内容は!?
今や日本のYouTube界をけん引するヒカキンさんは、兄でありシンガーソングライターでもあるセイキンさんと友に、2015年8月に「YouTubeテーマソング」を公開しました。
HikakinTVで公開されたこの動画は、7年で1.3億回も再生されています。
YouTubeがまだ”Broadcast yourself”を掲げていた時期に発表された曲であるため、その名残が歌詞や映像に反映されています。
この動画の発表当時、物凄い反響があったのを覚えている方も多いのではないでしょうか?
さて、この裏では、デカキン史にとって偉大な功績となるプロジェクトが進行していました。
デカキンさんは、マックスうざいさんという強力な相方を得て、リスペクトともコピーともとれる一作を投じました!!
居ても立ってもいられず、YouTubeテーマソングの再現に勤しんでいたようです!!
ご本家との比較を見ていきましょう。
曲の冒頭を飾る、印象的なあいさつのシーンです。
体型を除き、服装や腕の角度までよく再現されています。
再生ボタンを押して、動画が始まるといったアイデアのシーンです。
再生ボタンが押されたように見えるヒカキンさんに対して、何かを叩き潰したようなインパクトの瞬間がデカキンさんにはあります。笑
ソファーの奥からセイキンさんが登場するシーンです。
デカキンさんバージョンでは、セイキンさんよりもマックスむらいさんに似たマックスうざいさんが画面右からぬるっと登場します。
生演奏のBGMも必聴です。
かき鳴らされるウクレレにあわせ、マックスうざいさんが高い歌唱力を披露します。
続いては、セイキンさんから、ヒカキンさんにマイクが手渡そうとするシーンです。
デカキンさんにもマイクが渡されようとしています。
本家MVでは、歌手がヒカキンさんに交代しました。
他方、デカキンさんバージョンでは、マイクは手渡されず、不服そうな態度をとるデカキンさんが映し出されます。笑
レッドカーペットを敷くシーンの比較です。
重たそうにカーペットを広げるセイキンさんと歌いながら少し補助するヒカキンさん。
これに対して、デカキンさんサイドでは、二人で仲良く軽々と薄い赤紙を転がします。
物語を彩る重要なファクターが、見切れかねないカメラアングルです。笑
「HEY」という大きな文字にあわせたシーンチェンジの比較です。
本家動画では。画面いっぱいに文字が広がり、文字の向こう側に次のシーンが見えています。
これに対し、背景に同化してしまい、一瞬見えるか見えないかの小さいHEYが表示されるのがデカキンさんバージョンの特徴です。笑
続くシーンを見ていきましょう。
YouTubeでの歩みを表現するのに十分な長さのあるレッドカーペットを伸ばす本家MVに対し、左右反転、かつ、クルクルと空中でペラペラの赤い紙を伸ばすデカキンさん。
比喩的な意味での重みなど、何か意味がありそうで何もなさそうなところも魅力的です。笑
自ら決めた道を踏みしめるヒカキンさん、セイキンさんに対し、何か良いことでもあったかように巨体を揺らし、ノシノシ歩くデカキンさんとその影に隠れまいと存在感をアピールするマックスうざいさんです。笑
続く傘の下で歌うシーンは、最も再現性が高いと言えるでしょう。
ツッコミどころがありません……。
傘に空いた穴からこちらを覗き込むシーンです。
演出として完成度が高い本家MVに対し、夢に出てきそうな鬼気迫る圧力があるのがデカキンさん側の特徴です。笑
続けて、カーペットの上を転がりながら進むシーンが映し出されます。
デカキンさんバージョンでは、1つの布団を取り合う兄弟のように見えます。笑
スポットライトに照らし出され、しっとりと歌い上げるシーンです。
歌詞に沿って哀愁漂うセイキンさんに対し、フラッシュライトを強制発光させ、白飛びの原因を作る照明担当のデカキンさん。
自身もギリギリ映り込むという強硬手段も取っています。笑
立ちはだかる困難を表す一時停止ボタンと、それを体現したがんじがらめのヒカキンさん。
デカキンさんに至っては、とてつもない罰ゲームを受けた人の末路のような悲壮感が漂っています。笑
立ちはだかる壁を突破するシーンです。
レッドカーペットを敷き詰めた先にある困難に、兄弟力を合わせて立ち向かうヒカキンさん、セイキンさん。
他方、襖にぶつかったのは、ライトの照度不足のせいだ、と言わんばかりに、苦情の申し立てに来たように見えるデカキンさんとマックスうざいさんです。笑
兄弟ダブルエルボーで立ちはだかる壁を突破するシーンです。
特売会場で先頭を走る赤い二人組のように見えるのがデカキンさん側です。
ラストシーンです。
華々しく、自分の決めた道を行くという決意が見て取れる感動的なラストシーンに対し、未だ布団の取り合いをしているデカキンさんとマックスうざいさんでした。笑
本意は不明ですが、デカキンさんにとってのYouTube道は、まだ試行錯誤中のため、ゴールに向かいがむしゃらに頑張っている、というメッセージ性があるようにも思えます。
対比すると一見、滑稽なように見えますが、全体を通してエンターテインメント性の高さと、本家動画から大きく逸脱し過ぎないパロディとしての完成度の高さはピカイチです!!
1681万回(2022年11月現在)の再生数がこれを物語っています。
アイデアや面白さ、アットホーム感など、親しみやすさが奏功しているよい作品に仕上がっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、デカキン史の中でもひときわ輝く「デカキンの歌」に注目してみました。
・「デカキンの歌」は、芸名パーマ大佐こと、マックスうざいさんが作曲した。
・「デカキンの歌」だけに留まらず、ヒカキンさん&セイキンさん兄弟が歌うYouTubeテーマソングのモノマネ動画にもマックスうざいさんは出演、ウクレレにあわせて歌唱力も披露した。
・デカキンさんとマックスうざいさんは、モノマネYouTuber、事務所は違えど(元・現)芸人という点で共通しており、非常に仲が良い。
ヒカキンさんがYouTube界で輝くほど、モノマネの第一人者であるデカキンさんにとって、いろいろなチャンスが巡ってきます。
YouTubeを始めるきっかけとなったヒカキンさんへの思いと、動画を陰ながら支えて続けるマックスうざいさんの歌や言葉を胸に、デカキンさんは「初心」も「らしさ」も忘れず、これからも面白い動画を投稿し続けてくれることでしょう。