現在チャンネル登録者数371万人、2021年流行ったYouTuberランキング1位など、世に名をとどろかす5人グループYouTuber「コムドット」。
多大な人気や影響力がある一方、「企画がつまらない」「コムドット嫌い」という声も少なからずあります。
今回は、なぜ「つまらない」「嫌い」と言われるのか、その「理由」や「原因」を考えると共に、コムドットが視聴者に本当に「伝えたいこと」について、あわせて紹介していきたいと思います。
Contents
コムドットの企画がつまらないと感じる理由
まず、「つまらない」とは具体的にどういうことか調べてみました。
・興味がもてない、おもしろくない。
・とりあげるだけの価値がない。
・不利益。
・得るところが少ない。
これを踏まえて、コムドットの企画が「つまらない」と感じる理由を動画の特徴と合わせて分析してみました。
理由① コムドットの動画時間が長い 最後まで視聴できない
現在のコムドットの動画は、平均50分前後です。
(ほぼドラマ一話分と同じ長さとなります。)
これによって、まとまって視聴する時間がない場合、動画内容がわからなくなるということが起こります。
また、コムドットの動画は「オープニング」「本編」「エンディング」の構成となっており、その内のオープニングが10分近くあります。
それによって、本編までたどり着けず挫折してしまう人が少なからずいるようです。
以上のことから、企画内容がわからず「得るところが少ない」「不利益」と感じ、結果「つまらない」と感じるのだと思われます。
理由② コムドットの企画内容は「パクり」感がある
人は、同じことや似たようなことを繰り返されると「これ知っているな」と感じ、興味がもてなくなります。
コムドットの企画では、どこかで見たことがあると感じるものがいくつかあります。
世間で有名なところでいうと、「〇〇王」シリーズです。
これは大人気グループYouTuber東海オンエアの企画に酷似していると言われています。
これにより、「パクり」と感じた人は「取り上げるだけの価値がない」と判断し、「つまらない」と感じるのだと思われます。
ただコムドットのリーダーやまとは、「パクリは悪いことではない」と述べています。
理由として「パクリからオリジナリティが生まれてくる」からだと伝えていました。
コムドットが嫌いと言われる原因
コムドットは登録者数371万から、その人気ぶりがうかがえます。
しかし、「アンチ」と呼ばれる反対勢力が多いことも事実です。
その原因を分析してみました。
原因① コムドットの「見た目」や「挑発的な発言」による「食わず嫌い」
コムドットのことをよく知らない人もこのTwitterを見聞きしたことがあると思います。
【宣戦布告】
全YouTuberに告ぐ
コムドットが通るから道をあけろ
俺らが日本を獲る pic.twitter.com/iUVpaFA8zP
— コムドット やまと (@comyamato0515) December 9, 2020
「挑発的な文章」と「立ち振る舞い」により、一見すると「ヤンキー集団」にしか見えません。
ヤンキー集団=「ケンカが強い」「礼儀知らず」「イキっている」「生意気」などのマイナスイメージがコムドットに定着してしまう人が多かったようです。
そこから「嫌悪感」や「関わりたくない」という「食わず嫌い」になってしまったのだと考えられます。
実際のコムドットは、5人全員が学生の頃バスケ部で、上下関係を厳しく叩き込まれていました。
そのため「一切タメ口を聞かない」「礼儀を忘れない」集団だと明かしていました。
また、「手が出る喧嘩は一度もしたことがない」「女子に話しかけることができない芋集団」との事実があり、その見た目とのギャップに驚かされます。
2022年6月に行われた「コラボmonth」では、初めてコムドットとコラボしたクリエイターは、口をそろえて「最初の印象(怖い、近寄りがたいなど)から変化した」と述べていました。
原因② コムドットの「イジリ」による「嫌悪感」
コムドットの動画では、「イジリ」がよく見られます。
一見すると、攻撃的で、コムドットの関係に格差あるように見えてしまう場面が少なからずあります。
そうすると視聴者の中で「かわいそう」とか「見ていて楽しくない」、「見下している」と感じ、「嫌悪感」が生まれるのだと思います。
実際のコムドットは、小学校からの「友達」であり、18年間一緒にいる「仲間」として、「仲の良さ」「お互いの尊敬」が大前提にあると述べていました。
その上で、仲間内での「イジリ」や「バスケ部特有の笑い」を「陰湿で悪質な笑いのイメージ」であると理解している上で、YouTubeで上手く利用していると明かしていました。
原因③ 騒動や炎上後の言動による「不快感」
コムドットはこれまで数々の騒動や炎上がありました。
それに対して、その度に謝罪や釈明を行ってきました。
世の中へ pic.twitter.com/DpPOPpbZwQ
— コムドット やまと (@comyamato0515) September 18, 2021
その言動に対して、「言い訳めいている」と感じる視聴者が少なからずいたようです。
加えて、原因①で述べた世間のイメージのままでいる人が、「自業自得」や「調子に乗っていたから」など揶揄する言葉も少なからず見受けられました。
しかし、コムドットは炎上を真摯に受け止め、休止活動中何度も何度もチーム内で話し合っていたといいます。
そして、その間も待っていてくれた視聴者に対して、「この人たちを裏切ってはいけないんだ」というマインドに心から変わったと明かしていました。
コムドットが「大切にしていること」 視聴者に「伝えたいこと」
コムドットがなぜ、動画のオープニングを長くしたり、挑発的な言動を行うなど、わざわざ「アンチ」を生むような手法を打ち出しているのでしょうか。
YouTube配信番組「ウィンウィンウィーン(WinWinWiiin)」でコムドットリーダーやまとは、その理由を述べていました。
そして、そこにはコムドットが「大切にしていること」や視聴者に「伝えたいこと」が明らかになりました。
「企画力」ではなく「人柄」を見せたい
コムドットの最終目標として、「コムドット5人でこたつで鍋を食べているだけで何百万も再生されるような人たちになりたい」と述べていました。
そのためには「自分たちをみせていく必要がある」と明かしていました。
まずは何かを持っているかのように見せるために「外側」を作り込みました。
それがコムドットの戦略の一つであった「TikTok」でインパクトのある動画を流すことでした。
そして、興味を持ってきた人が「YouTube」にきたとき自分たちを知ってもらうためにあえてオープニングを長くしたといいます。
「ゆるくやっている」のではなく、「ゆるいものを売る」ために丁寧に作りこんだといいます。
また「人が分からなくても見てしまう」という「企画重視」で進んだ場合、ネタが尽きたときや路線を変えたときなど視聴者は全くついてこなくなることに気づきました。
以上のことから、コムドットは「何をやっても見てもらえる人たちを最初から作る」と決めたそうです。
「人柄」を重視したやり方は、「長期戦」であると覚悟の上で取り組んできたといいます。
それが今のコムドットの人気につながっているだと考えられます。
コムドットが最も恐れていることは「嫌われる」ことよりも「無関心」であること
コムドットリーダーやまとは、「一番の敵は興味がないこと」であると述べていました。
理由として、「興味がない人を好きにするのは不可能」だからだそうです。
その上で、「だったらまだ嫌われている方がマシ」「嫌われるのは正解」だと明かしていました。
「嫌いを好きに変えることは難しいけれど、できないことではない」からだと伝えていました。
コムドットにとっては、たとえどんなに嫌われていたとしても、「コムドットに興味をもってくれている」ことには変わりがないのでしょう。
まとめ
今回、コムドットの「企画がつまらない」「コムドット嫌い」と言われる「理由」や「原因」について考えていきました。
そこにはコムドットが大切にしている「思い」が隠されていたことにも気づかされました。
「面白い」「つまらない」「大好き」「大嫌い」など視聴者一人一人の「感じ方」や「思い」はそれぞれ違います。
しかしそれが行き過ぎてしまった結果、「他者への攻撃」や「人格否定」まで行う風潮が少なからずあります。
その風潮に対して、コムドットは「日本ダサい」「間違っている」とはっきり述べています。
コムドットが世間に対して物申すスタイルは、どんなに風当りが強くなってしまっても変わらないでいって欲しいと感じます。